小者釣師

こんにちは。エア勉強をしたという娘を、エア小遣いにすることに決めた、アームロックです。







いや～、ベイトリールって、扱い難しいですねぇ。

なかなか飛ばないわ、ピンポイントは無理だわ、バックラッシュが半端ないわ。

村田基さんバリに、軽々アッサリ思い通りにキャストする、

バサーの方々には、頭がハゲ下がる思いです。





んがぁぁぁぁしかぁぁぁしぃぃぃぃ！

なんとしてでも、華麗でなくともブカッコウでも、トロクサくても、明後日の方に飛んでも・・・
いっいかん！落ち込んできた。

なんとしてでも、ニガテ意識を断ち切らねば！

ということで、０５バスライズをイジることにしました。





実はこの前、予備で持っていったソルティーワンPG右（私は左利き）では、

一度もバックラッシュが起きませんでした。

ブレーキシステム違い、スプールの自重がそうさせていることは、よく解っていますが、

スプール軸の抵抗のばらつきもその原因であるかもしれないと、

自分の財布の都合に合わせて、そこだけを替えることにしました。



シマノのサイトのパーツリスト

http://fservice.shimano.co.jp/part/pdf/01883.pdf

を確認すると、スプールの両端にあるのは、スピニングにも付いていた、例の青色ブッシュ。

これをベアリングに取り替えれば、ある程度のバックラッシュも抑えられる(かも)でしょうし、



理屈的には、飛距離も出る(かも)でしょう。




30年ぶり、人生二度目の所有となった、ベイトリールの分解はもちろん初めてです。

仕組みもサッパリわかりません。

分解後にギブアップ経験者としては、かなり危ない賭けですが、


「当たってくじけろ！」

の精神で、なんとか頑張ってバラシてみました。



まず、展開図を参考に、サムレスト外し、ハンドルのリテーナ、ハンドル、



スタードラグを外します。

スタードラグを緩める方に回せば、簡単に外れることを知ったのが、

ベビードライバーをゴリゴリこじて、周辺がガリガリになってからだったことは、秘密です。

３本のボルトを取って、右側本体を外すと、中は展開図通り、ゴチャゴチャ。



軽い目眩を覚えながら、邪魔なベアリングやメインギヤを外し、ヨーク、カム取り外し

目指すスプール軸に進んでいきま・・・・・・・えっΣ(ﾟдﾟlll)


こっこれは！

こちら側から「青色ヘタレブッシュ」が取れないではありませんか。

しかも、それならと確認したメインギヤ軸のブッシュは微妙な銅合金だし、



結局、「転んでもタダで起きる」状態で、元来た道をひきかえいていきました。




じゃ、左本体は、どうやって？

ホントな～んも知らない私は、また例によって小さいマイナスドライバーを

グリグリ押し込み、こじって、様子を見ます。

当然ビクともしれません。

完全な職業病です。

違う病気かもしれません。

イライラが頂点に達した私は、手で無理やり引っ張るという暴挙に出ました。

『うおおおおおお！』

無理無理やったところで、外れるわけがありま・・・

とれました(￣◇￣;)



一瞬壊れたかと思いました。私が。


左本体を取ると、簡単にスプールが外れ、そして左右の軸受となる、

ブッシュが丸見えです。





全く無意味な事をやったんですねぇ

で、近くの工機屋で買ってきた、この小さなステンベアリングは、

取り寄せだということもあって、１個およそ５００円でした。

スピニングの時は、２０個まとめ買いをしたということもあり、

１個２１０円でしたので、倍以上したということになります。



組み上げると、早速ハンドルを回し、

かる～い♡

恐ろしく軽くなりました。

「シャコシャコシャコ」と鳴っていた奇妙な音も消え、明らかに違うリールに

生まれ変わりました。

スピニング以上の変貌ぶりです。









はっと気がつくと、部品を乗せていたティッシュの上に小さなシミのようなものが。



うおっ！

ビスが１本忘れられています。

急いでまた来た道を辿り、結局全く関係の無い場所を二往復。



散々悪態をつきながら、元に戻し、また勢いよく回しました。

かなり幸せです。

その自ら蒔いた種とも言うべき、苦労も然ることながら、

この変調に喜びを隠しきれない私は、早速ＮＴに電話です。　

ＮＴ『はあ？そんなんするぐらいだったら、もっと上のグレードで中古買った方がいいですやん。』

元もこうもない出だしと、

ＮＴ『ナンボしました？この間使ったＴＤ-Ｓは３７００円で・・・』

ア『うるさいわ！なんでアンタの買い物事情聞かなあかんのや。』

ＮＴ『でもあんさん、ベアリングでそんなんかけとったらイミありませんやん。』

ううっ。

口では関西人に勝てようはずもありませんし、

ヤツに、「安い人の美学」を理解させようとした自分が愚かでした。


今月来月は、釣りに行く予定も立たないし、近くの川へキャスティングの練習へでも行きますか。

あれ？何か去年と同じような気が・・・






ベイトとの出会い

遡ること３０年前、私がまだハナタレだった頃、タラしながら見ていたテレビで、

ベイトタックルを手足の如く華麗にに操作し、

次々とブラックバスを上げていた映像が流れていました。

そりゃあもう、衝撃でしたよ。

「タイコリール」なんて言ってた時代でしたから。

そんな時、ダイワから「マグサーボ」なるベイトリールが発売されました。

どうやら、あの映像を見ていたのは私ばかりではなかったようで、

ベイトブーム到来。

仲間の翌年のお年玉は、皆リールに変わりました。



その頃バスがいると名のあった、野池(今は埋め立てられてありません）に行って、

いざキャスティングです。

ブレーキ任せでサミングが下手くそな私＆友人たちは、バックラッシュ連発です。

リトリーブの１０倍ぐらいの時間を使ってのライン解きにかかっていた５人のアホは、

次々と帰って行きました。私も含め。



それから、あのリールはどうなったのか覚えていません。

ただ、ベイトリールに異様なまでのニガテ意識だけが残りました。


これから、どうなるのでしょうねぇ。