小者釣師

  

釣り師には、いつの世も付きまとう言葉、ボーズ。

むかし、シーバスを狙う感じで、越前までキャスティング練習に行ってた頃は、「はい！ぼ～ず」なんてよくやっていたものだ。

当然、泣きながら意気揚々と帰ってくるのだが、クーラーボックスが無機質な香りのまま状態が続くというのは何とも寂しい。

頭は若干アレだったが、筋骨隆々とし無鉄砲な程の行動力とラオウを彷彿とさせるオーラを纏ったつもりの２０代前半の頃、

如何に 彼女に 家族の 小バカにされない 尊敬を集めるようになるには、「ボ～ズ撲滅運動家」になるしかない。

では、どうしたらいいのか。無い頭で考えたところで答えは出ない。

そんなある日、遊びで投げたワームに何かがかかってきた。メバルである。今なら感動の尺超えである。

当時、海でのワームは一般的では無かった為、なぜ釣れたのかラオウには理解不能だったが、

そのワームが、



エコギア(ECOGEAR) グラスミノー　Ｓ







である。当時はバブル真っただ中。無駄な買い物の一つぐらいの扱いだった事は、４０代の昭和な貴兄はよくご存じの事だろう。

それから、釣れるわ釣れるわメバルやカサゴの舞い踊り。

プロキャスター＆エアレックス1000（8ｌｂ）をその手にテトラの上で、

真無双乱舞！　

普通に考えたら落ちます）

生まれて初めて、大爆釣を経験する事とあいなりました

エコギアのあのパッケージに神々しささえ感じ、グラスミノーをアラ買いし、車には常に入っている最良の友になり、

キャンペーンのウエストバッグさえ手に入れる始末。

ワームを自在に操る、田辺哲男氏はもはや神になられました。（数年後イベントでお会いしました。サイン貰って、うれしかったなぁ～。）

そして、一人の小物釣師が誕生したのであります。

あれから20うん年、未だに買い続ける、超鉄板アイテムとなりましたとさ。めでたしめでたし  

あ～イライラする

人は皆、自由をを求める。それを否定・阻害された時、猛烈に反発するのだ。

しかし、それと同時に一端の大人には選択を迫られる。予想できる以上のリスクをも飲み込み敢然と

立ち向かうのか、リベンジを誓いつつ今は降っておくのか。

「最安のリールと１０００円のバスロッドならい～い？」超猫なで声

そういえば、私は長年の試練がそうしたのか、我慢が得意だった。

雨の敦賀湾も雪の四日市港も耐え切ったじゃないか。orz

「却下」

シマノ(SHIMANO) ソルティーワンＰＧ　右
私の弟が買っておりました。
費用対効果はいいそうです。


・・・欲しい。



は露と消えた。が、その夜・・・



シマノ(SHIMANO) ０５’バスライズ　（糸なし）







アルファータックル(alpha tackle) ＷＩＺＺ　バスレイカー　ＥＶ　Ｃ－６０２ＭＬ／ＯＲ







オーダーしたったぁ。へっへっへっ

いつかは禁煙しようと、うっすら誓ったｱﾗﾌｫｰの一夜でした。