偵察 後編

アームロック

2012年06月12日 21:44

こんにちは。このブログが、息子に馬鹿にされる材料を与えている気がする、アームロックです。




さて、前回の続きです。

JESが出航した後も、白波立つほど風が強く、

特に上半身は、Tシャツとトップシークレットカバーだけという、

ある意味サイケデリックな出で立ちが、テンションをさらに急な下降線に辿らせます。

「心頭滅却すれば、
股ヒモ涼し!」


危ない世界に足を突っ込んだつもりでいれば、ヒモでも涼しい程度で済むという、

先達の教えを信じ、定番となった、500円タックルで港のテトラを探っていきます。

高さもあり、組み方に法則性の無い、「いかにも」というテトラ帯は、

途中に有刺鉄線があり、なんだか最近縁のある、“狭い範囲”での攻略を余儀なくされます。

いつものとおり、転落即 脂肪 死亡防止のため、水際テトラにまで身を沈め、

体を隙間から隙間へ、まるで“アオダイショウ”のように、ズリズリと移動しながら、
らいむさんありがとう

穴を探っていきます。

水深は、3~4mはあるでしょうか。

波もそれなりに有りますから、カサガイあたりに直ぐラインが取られます。

それでもなんとか、15cm程のソイ5尾とカサゴ1尾をあげられました。

(この段階でケイタイの電池が切れました)


釣れる度、震えながら、クーラーボックスのある車まで戻ります。

ビクを忘れた事が悔やまれます。

今思うと、クーラーボックスをテトラ際まで持ってくる知恵まで、

凍てついていた事が、もっと悔やまれます。

9時ぐらいでしょうか、

「おはようございます。どうですか?」

と、若者がバカ者に声をかけてきました。

Tさんという、その礼儀正しい若者は、まだ釣りを始めて1年ほどだという事でしたので、

釣りの話で大いに盛り上がりました。震えながら。

それから、しばらく話しこんでいたところ、例の2人組が帰ってきました。

ジギングは早々に諦め、キスを50尾程あげられたとの事。

よく見ると、ボートのオーナーの合羽の下は、Tシャツです。

仲間じゃん!

と思ったら、完全防備のもう一人の方に、ボロカス言われておりました。

その場のオイシイ所をかっさらわれている気がしました。




しばらくして、Tさんと再会を約束し、その場を後にしました。

時計を見ると12時半。

残された時間は、あまりありませんでしたが、


こんな所など探りを入れてみました。
(車で充電。写真ふっか~つ)



ロスト記録を伸ばすだけで、釣れるものと言えば、ワーム並のロリばかり。

そのまま、大人しく帰途につきました。






今回の獲物の収穫は、これだけでしたが、


実は別な意味でもっと大きな収穫がありました。それは・・・

「ゴムボなら出せる場所」

か所も発見しましたので、意気揚々とサラダパンにかぶりつきます。



そうとなれば、家に帰ってから早速おねだりです。

ア『来週も行っていい?』

ヨ『何言ってるの?来週は中学の廃品回収だし、再来週は、仕事でしょ。』

ア『てことは、今月絶望?』

ヨ『だから、可哀そうだと思って今回、おにぎり用意してあげたでしょ。』

あ、あれは、そういう意味だったのか。



さようなら、春アオリ。

さようなら、大量のキス。

さようなら、私の野望。















当然、高イビキです。


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