無謀な挑戦 中編

アームロック

2012年02月27日 00:24

こんにちは。頭を振ると猫鈴よりも軽い音がする、アームロックです。






テンションは高く、志は低く、前回の続きです。



手に入れてきました。怪しげな白い粉。

さすがはプロ用、さらさら感は絶妙。

うへへへ。


これで末端価格にしたら、リールやロッド、
ルアーの数々を・・・


買える訳ありませんな。

それでも、いい石膏が入手できました。

ええ、さる所から。

やさしく香る風になって。(窒素75%+酸素20%+メタン5%



それから、ホンマモンの離型剤は、今回は使いません。

あくまで「安い人」イズムのパイオニアとして、吟味に吟味を重ねて、

決定しました。

「オリーブオイル」です。



『みんな!パスタ巻いてる?』

と挨拶できる方のおうちには、必ずある物ですね。

それをマメジグに、ペチョペチョと塗ります。

それができれば、早速水に溶いて、不安感バリバリの、


“型”と言い張りたい、牛乳パックに流し込みます。



埋まりました。

ええ、しっかり埋まっています。

ヘタなモデルのまぶたより、見事な埋没です。

オイルが足りなかったのでしょう。

ヒーヒー言いながら、必死になって、マメジグを取り出すと、


今度はケチらずにたっぷりと、塗っていきます。

まるで砂浜に横たわる、美女の背中にサンオイルを塗り込むように。


『あっスベった♡』


昭和のいやらしいボケは、アラフォーの特権です。

もう片方も、何とかスンナリ出来ましたが、

イビツさが、恥ずかしさ満点の出来です。

しかも、私の額のようにオイリーな感じがします。

まっいいか。



さて、主役です。

もうすぐ、産廃業者に持って行かれそうな、彼らの再起の瞬間がやってきました。

打ちこみウエイトは、そのまま使える硬化鉛ですが、貼り付けウエイトは柔らかいままなので、

トゥギャザーしてもらいましょう。(久々に聞いたぞ。彼は元気なのかな?)

ここでも、専用の杓なんぞ使いません。

今朝飲んだ、缶コーヒーを半分に切ったモノ。バーナーで焙って、どんどん溶かします。

おおっ!T-1000が復活するのか!

ってぐらい、きれいな鉛がカンの中にタレていきます。


100gぐらい溶かし終えたら早速、型に流し込みます。

なんだか、液面がブルブル振動しています。

無視。


直ぐに固まるので、早速型を割ってみると、後で作った型が真っ二つ。

恥ずかしい産廃が、2個も出来上がりました。

そして、中はと言うと・・・


半分です。

かつて無いほどの中途半端さです。

ココロザシが反映されています。




『あのさ、型割れちゃったんだけど。』

プロに相談してみる。

『今日盗んでいった奴、もうやったのか。そりゃそうだよ、乾いてないだろうから。

水分含んでたら、割れるに決まってるじゃん。』

なるほど。だから、ブルブル震えて中になかなか入って行かなかったんだ。



という事で、現在乾燥中。3日はほっといた方が良いんだって。


その間、木でも削るか。




えっ?後編?ああ、そんなの言った事もありましたっけ。

マボロシ扱いでお願いします。


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